多数決制の否定

 

 現代社会においては、資本主義国、社会主義国を問わず、多数の利益の為には少数は犠牲になってもやむを得ないと云う考え方が強くあります。このような考え方に憤りを感じます。 如何に、小さな不幸も苦痛も、不幸であり苦痛であることに変わりがありません。このことを無視してはならないと思います。  

 考えが正しくって純粋であればあるほど少数派になる。例えば、マザーテレサやホセ・ムヒカさんのような生活は殆どの人が出来ません。賛美や称賛は出来ても行動は出来ないのです。私や私達の方が一般大衆よりははるかに少数派です。仕方がありません多様性を認めるしかないのですから。よって多数ならそれで良いとはいかないのです。世の中は大衆(中道)で行くしかありませんが、崇高で遥かに正しい少数の人々も意見も多数世の中にはあるのだと思います。

 私には物質的豊かさが大切なのではなく、真の自由が大切だと思えるからです。