人間存在としての価値

　わたくしは人間一人一人を見ると必ず重さが等しいと考えます。ある人のある部分が優れていると云うこと、ある人のある部分が劣っていると云うことは同じ価値を持っていると云う気がします。欠けていると云うことは何かを補っていることだと思います。

　それでは偽りもまた償われるのか、偽りを云うこともまた同じとするのか。そのはずであります。良い人間があり悪い人間があっても人間として価値に上下はないと考えます。

　“人間に救いがあるか無いか”はこれからの課題であります。

　どんな人にも生きる権利があると思います。極悪人にも生きる権利があるのですか、難しい問題ですがたぶん最極悪人にも生きる権利はあるのだと思います。だとすれば刑罰としての死刑も良くないことに成ります。

　人間の価値はみんな同じで平等であると思います。頭の善し悪しは関係ないと思います。体格の善し悪しも顔やスタイルの善し悪しもそれぞれに同じ価値を持っているのだと思います。　

（１）人は皆その人しか通れない道を歩んでいるのです。 だから一人一人の道が尊いのであり一人一人が大切なのです。 誰も真似をすることはできませんその人しか通れない道なのです。だからこそ誰一人も例外なく大切で必要なのです。