脳の独自性

 

 人間の脳は実に不思議な機能を持っていて本人の意識とは別に独自に動いて行く機能を持っています。腰痛を患った人で肉体的には感知していても痛みは残り腰痛症状は消えないとか目の網膜が一部破損して実際には見えていないのに脳が勝手に欠けている部分を想像で補って完全な像として見えるようにしたりします。人間の意識とは別に生物として生きるための独自な機能が独立して働いているようです。

 意識を働かせないで自然のままにほっておくと多分生物としての生命保存の法則に従っただけの機能を持った脳に成って行くのだと思います。今のような意識を持った脳にはならないと思います。  

 意識を働かせないで自然なままに任せると生物として個体を守るだけの神経回路が脳に出来上がります。生物として楽な方向に行く神経回路だけが出来上がって行きます。今の人間のような苦しくとも頑張るとか犠牲的な精神とか人間が人間として獲得してきた精神性とか芸術性などまさに人間が他の動物とは違うと誇って来た部分は脳の神経回路に出来上がらなかったと思います。大切なのは此れからも人間として良いと思われる言動は繰返し続けて習慣化して自分の脳に良い神経回路を作り、逆に悪い言動は行わないように努力して悪い神経回路は脳に作らないようにするべきだと思います。