勝ち負け(生存競争)  

 人間が生物である限り、長い間の生存競争を生き抜いてきたDNAは強く強く勝つことへの執念として刻み込まれているに違いありません。従って、人間には戦って勝とうとする気持ちや、勝った時の喜びや満足感は人間感情として自然なものであると思います。

 この感情を人間として抑制して行ける精神を日々の訓練により鍛えていく以外にありません。こう云うことが動物から人間に成長することだと思います。此れを何万年も鍛え続けて行けば抑制能力も人間のDNAの中に組み込まれて行くと思います。

 一番難しいのは自分のエゴを乗越えることです。自分のエゴが全ての悪の根源、悪の始まりです。自分さえ良ければよい、自分達夫婦さえ良ければよい、自分の地域さえ良ければよい、自分の国さえ良ければよい、わが地球さえ良ければよい、このエゴイズムが全ての争いの元これを克服しなけれ人類に幸せは来ないと思います。

 自分・自分達だけよければ良いではなく、相手を含め皆が良くならなければ成らないと考えられる事が、人類が幸せに成るためには不可欠だと思います。